関西地盤の家電量販店の上新電機<8173>(東1)が、32円高の910円まで買われ、2月21日につけた年初来高値907円を更新している。
同社が13日、2012年3月期に連結経常利益を08年3月期見通しに比べ61%増の100億円とする中期計画を発表した。4年間で店舗数を35以上増やし185以上とするほか、店舗の大型化を進め販売効率も改善。家電量販業界では再編が進むが、関西を地盤に単独での生き残りを目指すと本日の日経金融新聞が報じた。
売上高は最終年度に今期見通し比19%増の4000億円を見込む。地上デジタル放送への移行に伴うテレビ需要を取り込むほか、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電販売も伸ばしたい考え。
業界再編について土井栄次社長は「関西中心にやっていく限りは単独でやっていける」との見方を表明したとしている。
今月6日に9月中間期・通期業績予想の上方修正を発表し業績好調が確認されたばかりだが、注目すべき点がもう一つある。
財務省11月1日受付の大量保有報告書で、スパークス・グループの保有株式が継続的に買い増し、7.38%→8.41%に増加したことが分かっている。
スパークといえば、過去にジャストシステム<4686>(JQ)、ベンチャー・リンク<9609>(東1)などの第三者割当増資を引き受けをキッカケに急浮上した投信であるが、西友<8268>(東1)、ケンウッド<6765>(東1)の第三者割当増資では辛酸をなめた感がある。直近では、ペンタックス<7750>(東1)の株取得はHOYA<7741>(東1)との合併で巻き返しに弾みがついてきた。得意の中小型株の運用とM&Aを絡めて本領発揮というところだろう。
上新電機は関西地盤の家電量販店で業界8位に位置する。業界1位のヤマダ電機<9831>(東1)、同2位のエディオン<2730>(東1)などシェア拡大を目指す両社にとっては、九州地盤のベスト電器<8175>(東1)以上に魅力ある存在と思われる。当然M&Aの対象となることが必定といっても過言ではない。
スパークの株買い増しは、ダミーとしての買いなのか?!まとまった玉を第三者に渡る可能性も否定できないだろう。
株価は、当面堅調を持続し06年1月高値1060円を目指す展開となりそうだ。
2007年11月14日
関西地盤の家電量販店の上新電機が年初来高値を更新、M&Aの思惑くすぶる
posted by 長島和弘 at 11:56
| 大株主ウォチャー






