2007年10月15日

親和銀行保有の佐世保重工業と三井松島産業が高値を更新

 佐世保重工業<7007>(東1)が、18円高の868円と前日と変わらずを挟んで5日続伸し連日の年初来高値更新となっている。同社は、ばら積み船運賃の総合指数であるバルチック指数が高値更新、バラ積み船中心に船種を絞っている同社にフォローの風と受け止められた。他の造船株が戻り待ちの売りに阻まれるなか堅調を持続していることは注目に値する。
 
 親和銀行の全株式が10月に、福岡銀行や熊本ファミリー銀行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG)に譲渡されることから、親和銀行保有銘柄に対する再評価の動きもあろう。
 
 特に、九州との関係が深く、グループ力強化を掲げる新日本製鐵が1565万株(9.6%)保有の筆頭株となっていることからも高株価が求められる動きは当然と言えるかも知れない。新日鉄系の造船会社は他に名村造船所<7014>(東1)もあり、新日鉄にとって造船部門は当然無視できない分野である。
 
 また三井鉱山<3315>(東1)が業績予想の上方修正を発表しストップ高となった。来週の中間決算発表本格化を控え、新日鉄の先導役として大株主の三井鉱山を全員参加型の銘柄にしたいとの意図もあると思われるが、これに呼応する形でやはり親和銀行が326万株保有する三井松島産業<1518>(東1)も高値を更新した。
 
 これらの動きに続く銘柄として、親和銀行が80万株保有しているニッチツ<7021>(東2)は注目だろう。四季報秋号では、バルカー、自動車運搬船などの活況を背景にハッチカバーが続伸。営業益増額として、夏号の予想を2億2000万円上回る19億1000万円を予想している。8月6日につけた年初来高値750円奪回の動きも期待されよう。

●参考まで過去の記事

2007年09月04日
株マニ注目の佐世保重工業が4日続伸し年初来高値を視野に
http://syoukenn.seesaa.net/article/53879187.html

posted by 長島和弘 at 16:48 | 大株主ウォチャー