先週京都銀行<8369>(東1)が年初来高値を更新した。任天堂<7974>(大1)をはじめ京都に本拠を置くハイテク企業などの株価上昇から京都銀の含み益が過去最高水準に達したことを評価したもの。日経平均株価1万8000円台乗せ高値更新期待も高まり、企業の保有株式に関心も集まろう。
鉄鋼、電機など大手企業の間で株式持ち合いの動きが加速していると7月2日付の日本経済新聞朝刊は報じた。取引先との関係強化を通じた競争力向上だけでなく、5月の「三角合併」解禁など買収の脅威もにらんだ安定株主づくりが狙い。かつての金融機関を中心とした持ち合いではないとはいえ、市場の一部からは資本効率低下を懸念する声も上がっているという。
89年のバブル相場の根っことなった持ち合い(銀行と企業)が、形を変え(企業と企業)復活する動きになっている。
松下電器産業<6752>(東1)は新日本製鐵<5401>(東1)と持ち合いを実施、それ以外にも2007年3月期に、トヨタ自動車<7203>(東1)、住友金属工業<5405>(東1)、東レ<3402>(東1)などと株持ち合いを増加させている。
トヨタ自動車と松下電器産業の株式持ち合い関連として注目とした小糸製作所<7276>(東1)が、12円高の1505円と4日続伸している。前週6月29日付で外資系証券が投資判断を「中立」継続、目標株価を1450円→1500円に引き上げを好感している。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は27日、都内で新車発表の記者会見を行い、松下電器産業との株式持ち合いについて「(松下とは)電気や電池など幅広く取引している。今後の事業展開を考えたうえで、連携強化としての意味合いがあると報じられた。
トヨタは小糸製作所の株式を20.0%保有、松下は同株式を5.3%保有している。小糸製作所は、自動車照明首位、白色LEDを採用した世界初となるLEDヘッドランプの開発、実用化に成功し「レクサスLS600h」に搭載(27日日経朝刊33面に一面広告)、ご祝儀的な動きも期待される。
2008年3月期経常利益は、前期比8.9%の268億円の微増益を見込む。PERは16倍台と割高感はない。為替の円安傾向から上ブレも期待されている。
株価は、6月5日に銀行系証券が投資判断を「2」→「1」に格上げ、目標株価1700円としたことを受け1550円まで上昇し現在モミ合いとなっているが、絶好の狙い目と見たい。(株マニ6月28日短期注目銘柄から)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:53 | 株式投資ニュース
このような感覚で、昨年から本年にかけ新日鉄と三菱が持ち合う銘柄が上昇したが、今後、日経平均株価が上昇すれば、バブル的な発想でさらに株価を押し上げる現象も十分想定されよう。
松下が保有する住友金属工業<5405>(東1)やダイキン工業<6367>(東1)などが上昇トレンドを維持している。折に触れ松下が保有する銘柄が上昇するのではないだろうか。
●参考まで過去の記事
2006年09月11日
気になる三菱と新日本製鐵の関係、大平洋金属と日本電工が新高値更新
http://ookabunushi.seesaa.net/article/27442380.html
2007年07月02日
松下電器産業の保有株に注目、株式持ち合いの動きが活発化
posted by 長島和弘 at 16:49
| 大株主ウォチャー






