2009年10月30日

【相場の羅針盤】日経平均はモミ合いへ、ソニーとオリンパスが高値更新

 
相場の羅針盤


 週末30日(金)の東京株式市場、日経平均株価の大引けは、143円64銭高の1万0034円74銭と1万円の大台割れを1日で回復し4日ぶりに反発した。米国のGDP(国内総生産)回復、米国株の大幅反発、商品市況の上昇や、朝方発表され日本の失業率改善を好感されたほか、香港などアジア株式市場の上昇も下支えした。
 
 東証1部市場で値上りは1125銘柄、値下りは436銘柄、変わらずは121銘柄。東証33業種別指数では、精密機器、鉄鋼、ゴム製品、卸売り、不動産など30業種が上昇。その他製品、食料品、パルプ・紙の3業種が下落した。
 
 225採用銘柄の値上りは169銘柄、同値下りは44銘柄、同変わらずは12銘柄。
 
 225採用銘柄の値上り率上位は、オリンパス<7733>(東1)日清紡ホールディングス<3105>(東1)パイオニア<6773>(東1)TDK<6762>(東1)昭和電工<4004>(東1)
 
 225採用銘柄の値下り率上位は、住友信託銀行<8403>(東1)NTN<6472>(東1)明電舎<6508>(東1)JT<2914>(東1)大阪ガス<9532>(東1)
 
 225採用銘柄の新高値は、ソニー<6758>(東1)オリンパス<7733>(東1)の2銘柄。
 
 225採用銘柄の新安値は、なし。
 
 オリンパス<7733>(東1)が業績拡大予想に投資判断の引き上げが加わり225採用銘柄の値上がり率トップで年初来高値を更新。ソニー<6758>(東1)が決算発表を前に期待先行で2カ月半ぶりに年初来高値を更新するなど、久々にいい動きを見せる銘柄が出てきた。
 
 ただ、全般相場は米国株高などに連れ高といった感が強い。ホンダ<7267>(東1)は、業績予想を増額も28日に3000円乗せとならなかったことから、戻り待ちの売りが上値を抑え続落となるなど、全般は上値は重いといった感が強い。日経平均は、23日までは日経平均の1万500円が上値のカベとして意識されたが、月末にきてカベは低くなり1万400円(26日高値1万0397円69銭)が新たな上値のカベとして意識されることに。また、下値は29日安値9850円12銭を意識することに。ある意味、11月は煮詰まり感が出ることも想定されるが、ソニー<6758>(東1)と、オリンパス<7733>(東1)だけでは、力不足は否めない。全般は、外部環境に左右されモミ合いが続き、業績予想の増額や投資判断の格上げなどを材料視する個別物色の色彩が強まると予想する。
posted by 長島和弘 at 18:07 | 大株主ウォチャー