
28日(木)の東京株式市場、日経平均株価は12円62銭高の9451円39銭と小幅続伸となった。一時53円89銭高の9492円66銭まで上昇、昨日同様、9500円に急接近する場面も見られた。
米国株安の割に底堅く、また、上値も積極的に追わないとの印象が強い。
225採用銘柄の値上がり率上位は、26日付でJPモルガン証券が投資判断を「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に格上げ、目標株価を750円から1100円に引き上げたことを引き続き好感された太陽誘電<6976>(東1)、リチウムイオン電池向け材料事業への参入を材料視され買われた住友大阪セメント<5232>(東1)、主力のカーナビゲーションシステムで新興国市場の開拓を急ぐことを見直されたクラリオン<6796>(東1)。
225採用銘柄の新高値は、27日付でJPモルガン証券が投資判断を「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に格上げ、目標株価を460円から530円に引き上げを好感した旭化成<3407>(東1)、上記の太陽誘電のほか、市況高を背景とした住友金属鉱山<5713>(東1)、経済産業省が蓄電池の普及に向けた総合対策に乗り出すと報じられジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)、三洋電機<6764>(東1)など、12を数えた。
全般は、9500円を前に個別物色といった感が強いが、そのなか、債権者との債務削減交渉が不調に終わったゼネラル・モーターズ(GM)の6月1日の最終期限を機に、結果はどうあれ、相場牽引の主役が代わる可能性がある。公募価格333円と決まった東芝<6502>(東1)が小幅ながら3日続伸と底堅い動きが注目される。
原発関連では、帝国電機製作所<6333>(東1)が5連騰で連日の高値、28日付の日経産業新聞で中国での原発需要に手応えと常務が語った日本製鋼所<5631>(東1)に保ち合いに煮詰まり感が出ており、東芝の6月3日の公募払込日以降の動きを占う意味で、また、上値には戻り待ちの売りが控えるトヨタ自動車<7203>(東1)や、ホンダ<7267>(東1)に代わり、来月相場の主役候補の前座として一役買う動きは注目に値する。
東芝のファイナンス成功は、主幹事野村の手腕にかかっている。是が非でも成功に導くため、原発関連は目先人気を集めよう。






