2009年05月21日

【相場の羅針盤】日経平均株価採用の非鉄金属ポストの低位株に妙味

 
相場の羅針盤

 21日の東京株式市場、日経平均株価は80円49銭安の9264円15銭と3日ぶりに反落した。東証1部市場で値上がりが599銘柄で値下がりが950銘柄、値上がり業種7で値下がり業種が26の割りには、底堅い動きだったと言えよう。

 前日に引き続き、原油高を好感し千代田化工建設<6366>(東1)が連日高値、金相場の上昇を映して住友金属鉱山<5713>(東1)が高値更新するなど、225採用銘柄の新高値は7銘柄と1ケタ台にとどまった。

 米国株安、円高進行を嫌気し、18日に「新型プリウス」を発売したトヨタ自動車<7203>(東1)が小幅続落となった。一方で、新型「レガシィ」発売とトヨタの技術活用し2011年にもハイブリッド車を投入することを明らかにした富士重工業<7270>(東1)が地合悪のなか、小幅ながら3日続伸となったことや、環境対応車の受注が前年比3割ぐらい増えていると明かした日産自動車<7201>(東1)も3日続伸し13日につけた年初来高値570円を窺う動きや、マツダ<7261>(東1)が225採用銘柄の値上がり率トップになったことは注目される。トヨタやホンダ<7267>(東1)がもたつく感の幕間つなぎなのか、主力処を持ち上げるための前奏なのか見極めるところだろう。
 
 225採用銘柄の値下がり率ランキングのトップはユニチカ<3103>(東1)。新型インフルエンザ感染拡大で、朝方4円高の103円まで買われたが、上値の重たさから下げに転じた。また、225採用の出遅れで19日に高値を更新していた凸版印刷<7911>(東1)は800円大台乗せで目標達成感出て5営業日ぶりに反落するなど、直近で買われた銘柄が冴えない。
 
 全般相場は低位の出遅れ銘柄を狙う動きが加速しており、225採用銘柄の低位出遅れ銘柄の一段高は期待されよう。
 
 特に、20日のニューヨーク金先物相場、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で期近の6月物が前日比10.7ドル高の1トロイオンス937.4ドルで終了。一時941.0ドルまで上昇し、中心限月として3月下旬以来約2カ月ぶりの高値を付けたことから、貴金属リサイクル関連はもとより、非鉄金属ポストの低位銘柄は、証券会社のディーラーも手掛けやすく、短期売買の対象となろう。
posted by 長島和弘 at 18:00 | 大株主ウォチャー