2009年05月18日

【相場の羅針盤】日経平均は大幅反落、新型インフルの感染拡大による影響を懸念

相場の羅針盤

 日経平均株価は大幅反落。新型インフルエンザの感染拡大による影響が懸念されたほか、15日の米株式相場は反落と円高進行を嫌気された。
 新型インフルエンザの国内発生は18日、神戸市や大阪市、大阪府高槻市で新たに34人の感染者が確認され、成田空港の検疫段階で見つかった4人と合わせ、国内の感染者は計130人となった。厚生労働省や神戸市などが発表した。感染者は学校から市中に広がり、拡大の様相をみせていると産経新聞社が報じるなど、新型インフル感染拡大による企業活動に及ぼす影響を注視し全般相場は様子見気分が一段と強まることが懸念される。
 
 225採用銘柄の新高値は、今期最終損益黒字予想に新型インフル関連の思惑も加わったユニチカ<3103>(東1)、検査薬のデンカ生研を傘下に持つ電気化学工業<4061>(東1)、今期黒字確保とインド市場に対する期待感からスズキ<7269>(東1)、今期最終黒字転換の凸版印刷<7911>(東1)大日本印刷<7912>(東1)の4銘柄。
 
 ユニチカと電化は、新型インフル関連。スズキ、凸版と大日本は出遅れ感から買われた感が強い。
 
 225採用銘柄の値上がり率上位も、ユニチカ<3103>(東1)のほか、風力発電の風車向けなどに使われる炭素繊維原料を試験的に販売を開始すると伝えられた東洋紡<3101>(東1)や、プール用の殺菌剤などを手がけていることから思惑買いが入った日本曹達<4041>(東1)
 
 また、225採用銘柄で、商業施設で新型インフルの感染拡大で客足に影響も出始めていることから、映画館への影響も避けられないとの懸念が強まり東宝<9602>(東1)が、新安値更新となった。
 
 225採用銘柄の値下がり率上位は、今期営業赤字転落予想の横河電機<6841>(東1)、新型インフルの感染拡大の関西、中京圏が地盤のJ.フロント リテイリング<3086>(東1)住友大阪セメント<5232>(東1)
 
 日経平均株価は、新インフルの感染拡大とトヨタ自動車<7203>(東1)が一時14日の安値3480円を下回ったことや、今期最終赤字見通しで野村證券が投資判断を引下げたパナソニック<6752>(東1)が反落し、これも14日の安値1380円を下回ったことで、上値を切り下げ、5日移動平均線を上値とした軟調地合いとなることも想定されよう。

 新型インフル関連もどこまで買い進まれるかも疑問符が付くところだろう。
posted by 長島和弘 at 19:00 | 大株主ウォチャー