
5月1日の東京株式市場、日経平均株価は続伸した。中国物流・購買連合会(CFLP)が発表した4月の製造業購買担当者景況感指数(PMI)が5カ月連続で改善。経営破綻した米自動車大手クライスラーとの取引が与える影響は限定的との見方から、一時189円高の9017円と9000円大台に乗せる場面も見られた。
225採用銘柄の新高値は12銘柄で前日より4銘柄増えた。ジェイテクト<6473>(東1)、京セラ<6971>(東1)、ヤマハ<7951>(東1)の3銘柄が連日の高値となっているが、相場を牽引するほどインパクトがある材料を内包している訳ではない。
そのような中、クライスラー破綻の影響が限定的との見方から、国内最大の自動車部品メーカーのデンソー<6902>(東1)が、4月3日につけた年初来高値2445円を更新した動きは注目に値する。ETC関連で人気化していたが、トヨタ自動車<7203>(東1)、ホンダ<7267>(東1)の主力自動車メーカーを先導する動きに変わった。
9000円大台乗せのキーポイントと見られた注目のホンダは、日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した4月の国内新車販売台数(軽自動車を除く登録車)、ブランド別では同社が前年同月比4.1%増の3万2255台と伸びた。これを好感し一時50円高の2870円まで買われ昨日の高値2850円を上回る動きを見せた。これで、ゴールデンウイーク明けに望みをつないだ格好だ。
また、225採用銘柄の環境・エネルギー関連では、荏原<6361>(東1)(5月13日決算発表予定)が、前日4月30日に2009年3月期業績予想を上方修正し、18円高の283円まで買われ4月13日につけた年初来高値281円を更新した。日本経済新聞社では2010年3月期は営業損益が80億円程度の黒字と見ているほか、会社四季報でも営業損益は50億円の黒字を予想しており注目度は高まろう。特に、半導体製造工程向けのガス処理装置などを、太陽電池メーカー向けに拡販することや、原発用ポンプを成長分野に育てることが関心を集めよう。
この荏原の動きは、他の環境・エネルギー関連銘柄にも好影響を与え、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)が、29円高の688円まで上昇し4月23日につけた年初来高値695円を視野に入れるなど、環境・エネルギー関連が出直るキッカケとなった。
また荏原といえば、水処理とのイメージが強いが、その関連では荏原実業<6328>(東1)、オルガノ<6368>(東1)が連日高値、野村證券が投資判断を「2」から「1」に格上げした日東電工<6988>(東1)が高値を更新する動きを見せていることは見逃せない。
新型のインフルエンザの世界的大流行(パンデミック)に備え、最終的には、水の確保が重要課題となることも忘れてはなるまい。出遅れの225採用では今年度中にサウジアラビアに海水淡水化などに用いられる逆浸透膜(RO膜)の営業拠点を新設する東レ<3402>(東1)が俄然注目だろう。
連休明けから、水処理関連銘柄は一段と注目を浴びることが予想される。






