【講演要旨】
米国の株式市場でダウ工業株三十種平均は8000ドル台と2003年4月以来の安値水準、日経平均もザラバで7000円割れと26年ぶりの安値水準まで暴落。
グリーンスパンFRB前議長の「百年に一度の信用危機の津波がきている。想像以上だ」との証言や、英国中央銀行のビーン副総裁の「これは一生に一度あるかないかの危機であり、史上最悪の金融危機の可能性がある」との言葉を聞くほどに、その深刻さが身に迫ってまいります。先週などは米国・日本ともに株式が大暴落し、加えて新興国も深刻なる経済危機に見舞われるなど、これまでにみたこともない様相を呈し、また今回の株式大暴落で、日本の銀行の株式の含み損は約一兆二〇〇〇億円に達し、銀行経営に悪影響を及ぼすこと必至の状況であります。このことにより銀行の貸し渋り、貸し剥がしが行なわれれば企業の経営破綻が相次ぐことは間違いなく、今後はさらに実体経済に悪影響を及ぼすこと不可避であります。
米政府がAIGに対して約9兆円の公的資金の注入の枠を設けるなど、CDS(6月末54兆ドル=約5600兆円)という日本の国家予算の70倍にあたる爆弾が何時爆発してもおかしくない状況にある。
日経平均株価は、89年12月のバブル時の高値3万8915円87銭から一番底の92年8月安値1万4309円41銭まで63.2%下落、00年4月のインターネットバブル時の高値から03年4月安値7607円88銭まで63.4%下落といずれも63%の下落、今回の資源バブルの昨年7月高値1万8261円98銭から10月28日のザラバ安値6994円90銭まで61.6%の下落とほぼ一番底確認といった感がある。金融危機を織り込んだ格好だが、この先、この爆弾が何時爆発するか分からない状況で、匍匐(ほふく)前進するような、爆弾を避けながら、或いは、不発弾になるのを待ちながら、オッカナびっくり個別物色する相場を想定。
【注目銘柄】
ネットワーク専業首位のネットワンシステムズ<7518>(東1)は、9日に2009年3月期第2四半期・通期業績予想の修正を発表。通期の売上高は従来予想を54億円上回る1270億円(前年比11.3%増)、営業利益は同7億円上回る64億円(同34.1%増)、経常利益は同8億円上回る66億円(同35.0%増)、純利益は同4億円上回る37億円(同48.9%増)とそれぞれ増額した。第2四半期で、一般民間企業向け(EPマーケット)売上高が対前年同期比で7%程度減少するものの、次世代通信網(NGN)などを中心に通信事業者・インターネットサービスプロバイダー向け(SPマーケット)が50%強、公共マーケット向けが47%程度の増加することからその分を上乗せした格好。(11月7日終値16万4000円)
本年3月上場で、ネットを通じ介護・医療業界向け人材紹介などを展開するエス・エム・エス<2175>(東マ)は、上昇第2ラウンドを迎えつつある。4月安値から5.5倍増を示現した後、10月8日安値21万9000円まで調整を挟んで切り返す動きを鮮明している。半値戻りを達成し上昇に弾みがついてきた。足元の業績、収益性の医療向け求人が急拡大し、09年3月期第2四半期営業利益は前年同期比9.4倍の9億4000万円に着地、通期では前年比2.6倍の11億2000万円を見込む。(11月7日終値39万1000円)
セブン銀行<8410>(JQ)は、6日に2009年3月期第2四半期決算を発表。経常利益が前年同期比30.0%増の152億8200万円と順調に推移、通期の営業利益も前年比12.3%増の277億円と8月1日の第1四半期決算発表の時に比べて24億円増額。サブプライ関連損失がなく、他の銀行株を売却しセブン銀行に乗り換える動きも継続し、押し目買い妙味が膨らむ。(11月7日終値33万6000円)
クミアイ化学工業<4996>(東1)は、増額含みの低PBR・信用好需給の低位銘柄として注目。水稲用など国内農薬や、棉用も南米向けが健闘し、会社営業益5・5億円は超過公算として四季報では7億円(前年比8.3%減)と減益幅を縮小。09年10月期は棉用除草剤が復調。営業増益として8億円を予想している。PBR0.53倍と割安感があるうえ、信用取組倍率0.69倍の好需給。チャート的には、10月7日に198円、28日安値201円と二番底形成から反騰が続く。(11月7日終値292円)
積水化成品工業<4228>(東1)は、10月31日に発表した2009年3月期第2四半期決算は、営業利益が前年同期比48.5%増の15億2900万円と大幅増益。政府・与党は2009年度の税制改正で、住宅を取得した人が住宅ローン減税で所得税額の控除を受けられる上限をいまの160万円から、過去最高の600万円に引き上げることを検討、来期以降、建材関連が上向くとの期待感も高まる。 PBR0.60倍と割安感があるうえ、信用取組倍率0.77倍の好需給と、自社株買い300万株(発行済み株式総数に対する割合3.06%)・9億円を上限として、11月4日から09年3月31日まで実施することも下支え。(11月7日終値271円)
ショーボンドホールディングス<1414>(東1)は、11月5日に2009年6月期第2四半期業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想を5億円上回る155億円、営業利益は同2億円上回る8億円、経常利益は同2億円上回る10億円、純利益は同5000万円上回る4億5000万円とそれぞれ修正した。橋梁・トンネルなど道路分野の維持・補修工事のほか、学校など建物の耐震工事が堅調に推移している。9月4日財務省受付の大量保有報告書では、フィデリティ投信の保有比率が5.47%→6.49%と1.02%上昇しており、注目度も高い。再度、9月1日につけた本年高値1935円奪回が期待されよう。(11月7日終値1793円)
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(08/08)フィデリティ投信保有の注目銘柄(長島和弘の注目銘柄)
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年初来高値を更新しているプリマハム<2281>(東1)に注目したい。同社は、27日午後1時に2009年3月期第2四半期・通期業績予想の上方修正を発表した。通期の売上高は従来予想を20億円下回る2820億円(前年比0.3%増)、営業利益は同2億円上回る50億円(同34.2%増)、経常利益は同4億円上回る51億円(同27.8%増)、純利益は同6億円上回る31億円(同13.5%増)と業績好調だ。伊藤ハムのが、25日、千葉県柏市にある東京工場で使用している地下水から基準値を超すシアン化物イオンおよび塩化シアンが検出されたと発表したことも、目先フォローの風となりそうだ。9月に優先株を17億円で取得で需給面での不安が薄らいでいるうえ、信用取組倍率0.44倍の好需給も株価押し上げ要因。伊藤忠商事が39.3%保有する筆頭株主で、外国人持ち株比率が2.4%とシコリがない。98年から2008年まで10年間相場らしい相場がなく、05年12月高値216円、99年8月高値229円を抜けると、400円処までフシらしい節目なし。(11月7日終値201円)
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(10/17)波乱相場の中注目の東証1部低位銘柄とは・・(長島和弘の株式投資情報)
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2008年11月10日
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posted by 長島和弘 at 17:27
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